ワイヤーが切れる前には、必ず予兆があります!
動かしてみて、引き出す時と閉める時で重さが違ったり、
ギギッと引っかかる感じがあったりしたら要注意!と考えた方がいいでしょう。
修理前の部品①【コーナーピース】
ワイヤーが行き来する為、4つの穴が空いています。
ワイヤーがコーナーピース自体に激しく食い込みコーナーピース自体が損傷している状態です。
修理後の部品①【コーナーピース】
新型のアルミ製コーナーピースに交換後!
コーナーピースの損傷(摩耗)によりワイヤーが切れるトラブルが多く発生した為、現在はアルミ製コーナーピースに交換を行っています。
一部、悪質な業者は、旧型部品をわざと使用する事もある様ですのでご注意!ください。
修理前の部品②【中間ピース】
ワイヤーが中間ピース自体に激しく食い込み
中間ピース自体が損傷している状態です。
修理後の部品②【中間ピース】
新型のアルミ製中間ピースに交換後!
中間ピースの損傷(摩耗)によりワイヤーが切れるトラブルが多く発生した為、現在はアルミ製中間ピースに交換を行っています。
【修理前】網戸では、枠内の部品にワイヤーが食い込んでいるのがわかると思います。
これが!網戸の開閉動作が重くなっていた原因です。
ワイヤーと強くこすれたことで、部品(コーナーピース・中間ピース)が削れて変形してしまっています。
プリーツ網戸のワイヤーは元々「黒色」です。しかし、内部で擦れたり、紫外線による劣化が進むと「白色に変色」して来ます。
特に上記【予兆◆その1】の様な食い込みが発生している場合などは、ほぼ間違いなく!ワイヤー部分が白色に変色しています。
一見、ただの糸にしか見えませんが、実は「ベクトラン」という特殊な素材から作られています。
劣化・白色に変色したベクトラン紐
ベクトラン紐は、太さ0.4mmで60kgの人間を持ち上げられるほどの強度を持ち、繊維間摩擦テストでは高強度繊維の代表格である「ケプラー」と比較しても20倍以上の差があるそうです。
横引き収納網戸のコントロールワイヤーとして使用されているベクトラン自体は、丈夫で擦れによる抵抗も少ない素材なのですが、強く挟む+擦れるという悪条件が常時続く環境下ではさすがに持ちません。
画像の物ほど‘‘ピース部品の磨耗‘‘が激しくない場合でしたら、早めに調整をすることでワイヤーの延命ができることもあります。
TEIKOKUサッシでは、横引き収納網戸の修理をお受けした場合、同時に他のお部屋に取り付けてある網戸も無料で点検いたしております。
早期発見、調整だけでしばらく持ちそうならもちろん「ラッキー」なのですが、状態次第では修理依頼品と同時にワイヤー交換することをオススメする場合もあります。
もちろん押し売りはいたしませんし、最終的にはお客様の判断になりますが、
まとめて作業した方が一枚あたりのお値段もお安くなりますので・・・。
横引き収納網戸のワイヤーが切れる前には、必ず予兆があります。
動かしてみて、引き出す時としまうときで重さが違ったり、
ギギッと引っかかる感じがあったりしたら要注意!!と考えた方がいいでしょう。