パネル式網戸張り替えを行っている業者は星の数ほどありますが、
横引き収納網戸(プリーツ網戸)の修理、張り替え作業となると?本当に少ないです。
少なくてもこのサイトを作った時点では、
ネットで検索してもなかなかそれらしい業者を見つけることができませんでした。
さんざん探した結果、ようやくこのページにたどり着いた、
という方も多いのではないでしょうか。
事実、同業他社の方に
「あれってメーカーの工場以外で張り替えできるの!?」
と驚かれたこともあるくらいですので、
故障 > 業者に問い合わせ >「修理できない」との回答 > 仕方がないので放置
となっているお客様も、相当な数いらっしゃることでしょう。
横引き収納網戸を修理できる業者が少ない理由はいくつかありますが、
まずは単純に技術力と部品供給の問題です。
複雑な内部構造を持つ横引き収納網戸の修理には、
高度な専門知識が求められます。
メーカーの研修を受けるのはもちろんのこと、
何度も何度も張り替え練習を行わないことには、
お客様の大切な商品を取り扱うに足る技術は身に付きません。
また、特徴的な折りたたみ式の網や、
本体に張り巡らされたワイヤーも、決して一般に出回ることのない専用品。
メーカー側が修理技術があると認めた業者のみにしか販売しないものなのです。
これらの理由により、横引き収納網戸は取り付けられている物件の数に対し、
修理できる業者が全然足りていない、というのが実状です。
横引き収納網戸のことでお困りでしたら、
まずは当サイトをよくご覧になってください。
もちろん、ご納得頂いたうえで私たちに修理依頼をして頂ければ一番ですが、
横引き収納網戸に関する数少ない情報収集の場としてコンテンツを作成いたしましたので、他社さんに頼まれる場合にも知っておくと役立つ情報がきっとあるはずです。
ご覧頂いているお客様にとって、このサイトが少しでもお役に立てることを願っております。
といっても、別段特別なことをしているわけではありません。
点検・取り外しに始まり、ワイヤー交換作業、取り付けまで、
当たり前のことを当たり前にやるだけなのですが、
この「当たり前」の基準が業者によって結構違っていたりします。
ですので、ここで紹介するのはあくまでTEIKOKUサッシの標準的な作業工程です。
よそ様がもっとスゴいか? もっとスゴくないか? については、
残念ながら頼んだことがないのでわかりません。
まず、修理依頼品のお預かり時ですが、
TEIKOKUサッシでは、修理依頼品以外についても極力点検するようにしております。
横引き収納網戸はだいたい複数の部屋に取り付けられています。
部屋によって使用頻度が違うとはいえ、取り付けられたのは同時。
つまり、ひとつ調子が悪い場合、一気に不具合が出る可能性があるというわけです。
不具合を未然に発見し、早めに調整を行えば製品の寿命は延ばせます。
調整で改善できる場合は別途料金なしで調整いたしますし、
壊れるまで時間の問題と思われる場合は、依頼品と同時の修理をおすすめします。
それほど時間のかからない調整作業でも、人が動けば経費がかかります。
この手の作業でも一般的な業者で出張費、調整費合計10,000円弱になりますので、どうせやるならまとめてチェック > まとめて修理がおトクというわけです。
実際の修理作業については、細かいコツ、ノウハウの積み重ねになりますので、ここで書けるようなことはあまりありません。要は下準備と手順が決め手なのです。
あとは決まったところにワイヤーを通していくだけなのですが、
なぜか?組み付ける人間によって完成時の動作に差が出ます。
基本的に大きいサイズほど動かすのに力が必要になります。本来ならこれが基本ですが、実際にお宅に取り付けられている網戸を動かしていただければわかるように、小さくても重いものは重い(というか固い)のが現実です。
TEIKOKUサッシでは、このような組み付け精度に起因する動作の違いをなくすため、調整時の完成検査で取っ手の操作に必要な荷重を測定し、社内基準値内に収まっていることを確認したうえで取り付け工事を行っております。
修理依頼前の状態によっても差はありますが、動かすのに必要な力は1/4くらいになる場合もあります。
あまりに軽く、スムーズになるので、他の部屋との違和感を減らすという意味でも、始めに行う全部屋点検調整が大事になってくるのです。